赤ちゃんにあげるミルクは、湯冷ましを使っても使わない作り方でもどちらもでも構いません。
それぞれの作り方について紹介します。

ミルクの作り方や水質へのこだわりは人それぞれ違うので、迷いが生じやすいです。
基本を知っておくと、迷わなくなり精神的に楽になります。
目次
ミルクに湯冷ましを使わない人と使う人、どちらも正解
ミルクを作るときは、熱湯だけで作って冷ましても、湯冷ましで割って冷ましても、どちらでも構いません。
新生児用のミルクは量が少ないため、お湯だけで作ってもすぐに冷めます。
ですが、飲む量が増えてくると、お湯だけで作ったミルクはなかなか冷めないため、赤ちゃんを待たせてしまうことに。
ですから、熱湯で粉ミルクを溶かし、湯冷ましで割って適温にする作り方にすると手際よくミルクを飲ませることができます。
湯冷ましとは熱湯を冷ました水のこと
ミルク作りにおける「湯冷まし」は、一度煮沸させて不純物を取り除いたお湯を冷ました状態の水のことを指します。
- 熱いお湯を冷ます行為
- 水を混ぜる行為
と混同されることが多いので間違えないようにしましょう。
熱湯で作るミルクも成分的には大きな問題なし
熱湯で粉ミルクを溶かすと、成分が壊れるからダメという意見もありますが、それほど神経質にならなくても大丈夫です。
粉ミルクはお湯で作ることが想定されて製造されています。
ビタミン類などは若干壊れますが、赤ちゃんが栄養不足になったりすることはないので熱湯で作っても大丈夫です。
ぬるま湯で溶かすのは危険
熱湯で作ったミルクを冷ますのが大変でも、ぬるま湯でミルクを作るのは絶対にやめましょう。
粉ミルクには、サカザキ菌やサルモネラ菌などの病原菌が混ざっていることが少なくありません。
赤ちゃんに感染してしまうと、命を落とす可能性もあります。
サカザキ菌やサルモネラ菌は70℃以上で死滅させることができるため、ミルクを作るときは必ず70℃以上のお湯で作るようにしましょう。
赤ちゃんに安心してあげられる湯冷ましの作り方
- 蓋を開けた状態のやかんや鍋に水道水を入れる
- 沸騰後、10~15分沸騰状態をキープする
- 火からおろし雑菌が入らないように蓋をする
- 常温で冷ましてから冷蔵庫で保存する
水道水を煮沸する理由は、水分中の残留塩素(カルキ)や催奇性・発ガン性が問題視されているトリハロメタンを蒸発させるためです。
カルキは、カルキ抜き機能のついたポットで除去できますが、トリハロメタンをなくすためには10分以上煮沸しなければなりません。
10分以上も煮沸させる理由は、トリハロメタンは短時間の沸騰だと濃度が逆に高くなってしまうからです。
水道水内に含まれるカルキやトリハロメタンは、大人であれば健康に問題のない量ですが、身体が未熟で抵抗力のない赤ちゃんにはできるだけ避けてあげましょう。
電気ケトルや電気ポットがミルク作りにダメと言われている理由
電気ケトルや電気ポットはすぐにお湯が沸騰し便利ですが、やかんでお湯を沸かすときのように沸騰状態をキープできないので、トリハロメタンや塩素が蒸発せずお湯の中に残ってしまう可能性があります。
電気ケトルや電気ポットを使いたいけれど、トリハロメタンや塩素が心配なら、
- 赤ちゃん用として売られているペットボトルの水
- 不純物を取り除く浄水器を通した水道水
を沸かしましょう。
湯冷ましを保存する容器について
- 菌が繁殖しにくいもの
- 楽にお手入れできるもの
- 熱に強いもの
湯冷ましを保存する容器の材質は、熱湯でも安心なガラスが適しています。
煮沸後の水は菌が繁殖しやすいため、衛生面を考えて容器選びをしましょう。
パッキンがついた容器や、手入れが面倒で洗いにくいものは、菌が繁殖しやすいためおすすめできません。
また、またお湯を入れると容器が溶ける可能性のある、ペットボトルなども避けるべきです。
ウォーターサーバーがあれば湯冷ましは不要
ミルクの作り方に悩んでいるなら、ウォーターサーバーがあると簡単かつ安全にミルクが作れるようになります。
湯冷ましがあると熱湯で粉ミルクを溶かした後、すぐ赤ちゃんが飲める適温に冷ますことができますが、湯冷ましには、
- 湯冷ましを作るのは面倒
- 保存しておくと衛生面で心配
といったデメリットもあります。
そもそも、ミルクを溶かすお湯も、基本は塩素やトリハロメタンを取り除くために10分以上の煮沸が必要であることを忘れてはいけません。
ですから、赤ちゃんが安心して飲めるお湯や水が出てくるカラダノートウォーターのようなウォーターサーバーがあると、お湯を沸かしたり湯冷ましを作らなくて済み、時間をかける必要がなくなります。
赤ちゃんの健康を守るために正しくミルクを作りたいなら、ウォーターサーバーを利用することで、赤ちゃんに安心な水やお湯を使い簡単かつ正しい方法でミルクが作れます。
まとめ
ミルクを作るときは、
- 熱湯のみで作り冷ます
- 湯冷ましを混ぜて冷ます
どちらの方法を選んでも大丈夫です。
大事なことは、赤ちゃんの健康に安心なお湯や湯冷ましか、ということ。
赤ちゃんの体に負担をかける水道水内の不純物を取り除くためには、10分以上の煮沸が必要ですが、ウォーターサーバーを利用することで、安全面への不安と時間的負担の両方を解決できます。
ミルク作りで何を優先させたいかを考え、自分に一番合う方法を選んでみてくださいね。
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