ミルクを70度以下で作ってしまった!考えられる赤ちゃんへの影響とは

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粉ミルクを70度以下のお湯で作った場合の赤ちゃんへの危険性や、対処法について解説します。

ミルクを70度以下で作ってしまった場合の赤ちゃんへの対処法

70度以下のお湯で作ったミルクを赤ちゃんに飲ませてしまったとしても、すぐに症状が出るわけではありません。

まずは数日間赤ちゃんの様子をしっかり観察し、これまでと違った症状があったら医療機関に相談しましょう。

粉ミルクには、サカザキ菌やサルモネラ菌といった雑菌が混ざっていることががあり、赤ちゃんの体内に入ると悪さをする可能性があります。

特にサカザキ菌は熱に対して耐性があり、70度以下では生き残ると言われています。

ですから、サカザキ菌を死滅させるため、粉ミルクを作る時には70度以上のお湯が推奨されています。

サカザキ菌やサルモネラ菌の潜伏期間

赤ちゃんがサカザキ菌に感染した場合、数日の潜伏期間を経て発症します

サルモネラ菌は、サカザキ菌に比べて潜伏期間が短く、8~48時間で発症することもあります。

けれども、3~4日後に発症する場合もあるため、ぬるいお湯でミルクを作った倍は数日の観察が必要です。

発症が考えられる気を付けるべき症状

サカザキ菌に感染した場合の最初の症状は、

  • 機嫌が悪い
  • 元気がない
  • 食欲がない
  • 発熱

など。

サルモネラ菌に感染すると、吐いたり下痢をすることが多いです。

いつもと様子が違うのではないかというお母さんの感が頼りなので、注意深く様子を見ましょう。

サカザキ菌による赤ちゃんへの影響

この細菌は、特に乳幼児の髄膜炎や腸炎の発生に関係しているとされています。感染した乳幼児の20~50%が死亡したという事例の報告もあります。
また、死亡に至らなかった場合も、神経障害等重篤な合併症が継続するとされています。
育児用調製粉乳中のEnterobacter sakazakiiに関するQ&A(仮訳)

厚生労働省のホームページでは、1歳未満の赤ちゃんがサカザキ菌感染のリスクが高いと紹介されています。

なかでも、以下の赤ちゃんは特に感染リスクが高いため注意が必要です。

また、乳幼児の中でも、本菌による感染症に対して、最もリスクが高いのは、生後28日未満の新生児、特に未熟児、低出生体重児、免疫障害を持つ乳幼児です。
育児用調製粉乳中のEnterobacter sakazakiiに関するQ&A(仮訳)

これまでに報告された感染症例数

サカザキ菌による症例は、乳幼児を中心に世界で70数例が報告されています。

今年もアメリカで2名の乳児の死亡が報告され、話題になりました。

最近の海外での症例数は以下のとおりです。

①米国では、CDC によると 2000 年に 1 例、2001 年に 1 例、2002 年に 1 例、2003 年に 6 例、
2004 年に 2 例、2005 年に 2 例および 2008 年に 2 例報告されています 7),8)。
②ニュージーランドでは 2004 年に 1 例、フランスでは 2004 年に集団発生例(5 名が感染、2
名が死亡)の報告がなされています。
食品により媒介される感染症等に関する文献調査報告書

日本でのサカザキ菌の症例

日本ではこれまで、2例が報告されています。

2007 年に超低体重出生児に本菌による多発性脳膿瘍の報告が本邦で初めてされ、2009 年
には前例と同様超低体重出生児による敗血症の報告がなされました。
食品により媒介される感染症等に関する文献調査報告書

けれども、上記症例の感染経路は不明で、粉ミルクが原因とは断定されていません。

感染する確率はどれくらいか

感染率の情報はありませんが、333g中の粉ミルクにサカザキ菌1個の割合で汚染されていることがわかっています。

厚生労働省科学班の調査では、粉ミルクがどれくらいサカザキ菌に汚染されているのか調査したところ、市販されているミルクの2~4%に菌が認められました。

赤ちゃんのサカザキ菌感染を防ぐ対策方法

サカザキ菌への感染を防ぐためには、サカザキ菌が不活化する70度以上のお湯で粉ミルクを溶かすことが一番重要です。

70度に温度設定できる調乳ポットや電気ポットなどもありますが、哺乳瓶にお湯を注ぐ際に温度が10~20度下がる可能性があります。

70度の設定だと、実際に粉ミルクを溶かすお湯の温度が70度以下になってしまうこともあるので注意が必要です。

ミルクを作る直前にお湯を沸かすことが一番の解決策ですが、水道水内の塩素やトリハロメタンといった不純物を取り除くためには、10分以上沸騰させる必要があります。

もし、できるだけ手間暇をかけずに安全なお湯を準備したいなら、ウォーターサーバーがおすすめです。

なぜかというと、ウォーターサーバーの水はすでに不純物が濾過され、赤ちゃんが安心して飲めるお湯や水がスイッチひとつで出てくるため、ミルクを飲ませたい時にすぐにミルクを作ることができるからです。

しかもお湯の温度が常時一定ですので、誤ってぬるいお湯で粉ミルクを溶かす心配もありません

ですから、夜中や忙しい時のミルク作りにストレスを感じているなら、ウォーターサーバーを利用すると赤ちゃんに安全なミルクをすばやく作ることができます。

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サカザキ菌はいつまで気を付けるべきか

サカザキ菌は成人への感染も認められているので、どの年齢層でも感染する可能性があります。

ですから、粉ミルクを作る場合は月齢・年齢にかかわらず70度以上のお湯で作りましょう。

【まとめ】ぬるいお湯で作ってしまったら数日体調をチェックする

70度以下のお湯でミルクを作ってしまった場合、粉ミルクに混入しているサカザキ菌への感染が心配されるため、数日は赤ちゃんの様子を注意深く観察してください。

食欲がない、機嫌が悪い、下痢をするなど、今までと違う症状がある場合には、医療機関への相談が望ましいです。

ミルク作りは、赤ちゃんがミルク離れするまでずっと続きます。

カラダノートウォーターなど赤ちゃんのいる家庭向きのウォーターサーバーを導入するなど、安全・簡単にミルク作りができる方法を見つけ、赤ちゃんの健康を守りつつお母さんにかかるストレスを減らしていきましょう。

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