ミルクに水道水を沸騰させないで使った時の赤ちゃんへの影響

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ついうっかり、赤ちゃんにあげるミルクに沸騰させていない水道水を使ってしまった場合、

  • どんな危険性があるのか
  • どう対処すればいいのか

について説明します。

ミルクに使う水道水を沸騰させないと赤ちゃんはどうなる?

もし沸騰させないままの水道水を赤ちゃんが飲んだとしても、すぐに症状が出るわけではないので、無理に吐かせたり救急外来に連れて行ったりする必要ありません。

まずは様子を見ましょう。

一番考えられる影響は、お腹への症状です。

すぐに症状が出ることは稀ですので、数日は赤ちゃんの様子をよく見てあげましょう。

どんな症状が出やすいか

  • 下痢をしたり便がやわらかくなる
  • ミルクを飲みたがらない
  • 飲むミルクの量が減る
  • ずっと機嫌が悪い

沸騰してない水道水の2つの危険性

1.水道水内の不純物を取り除けていない

沸騰させていない水道水には、カルキ(残留塩素)や発がん性があるトリハロメタンが残っています。

大人ならそのまま飲んでも問題ない量ですが、カルキにはタンパク質を破壊する特性もあるため、赤ちゃんによっては消化器官に影響が現れる可能性があります。

2.サカザキ菌などミルク内の菌を殺しきれていない

もしぬるいお湯で粉ミルクを作った場合は、粉ミルク内の雑菌が赤ちゃんの体内に入りこみ、悪さをする可能性があります。

粉ミルク内には、サカザキ菌やサルモネラ菌など、70℃以上でなければ死滅しない菌が混ざっていることがあります。

ぬるいお湯でミルクを作った時の、赤ちゃんへの危険性について詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。

→ ミルクを70度以下で作ってしまった!考えられる赤ちゃんへの影響とは

数日間は要観察。いつもと違う様子なら医療機関へ

水道水のカルキでお腹の調子に変化がでる場合は、数時間から半日たってからです。

ミルク内に含まれている下記の菌に感染した場合は、潜伏期間を経てから症状が出始めます。

  • サカザキ菌:数日間
  • サルモネラ菌:8~48時間(遅いと3~4日後)

6ヶ月以上になったら沸騰させない水道水でもOK

赤ちゃんの身体は、離乳食が始まる6ヶ月くらいになるとかなり成長してきます。

検診でも何も指摘されたことがない健康な赤ちゃんであれば、水道水を沸騰させずに飲ませたとしても心配はいりません。

ただし、粉ミルク内の雑菌には、年齢関係なく感染する可能性があるので、常に70℃以上のお湯で作るようにしましょう。

水道水の正しい沸騰方法

水道水の正しい沸騰方法は、蓋を開けた状態で10分以上の沸騰をキープさせるやり方です。

水道水を沸騰させるのは、水道水内に含まれている不純物を蒸発させることが目的です。

不純物の中でもトリハロメタンは、沸騰後5分間の間に濃度が上昇するので、5分未満の沸騰は逆効果。

完全に除去するためにも、10分以上沸騰させましょう。

電気ケトルや電気ポットで水道水を沸騰させるときの注意点

電気ケトルや電気ポットをミルク作りに使うなら、すでに不純物が取り除かれている水を使う必要があります。

なぜなら、電気ケトルや電気ポットは、短時間で沸騰して電源が切れたり保温に切り替わるので、沸騰の状態をキープすることが難しく、不純物を取り除けないからです。

  • 浄水器を通した水道水
  • 赤ちゃん用のミネラルウォーター

を使うと、電気ケトルや電気ポットで沸かしたお湯でも安心してミルク作りに使えます。

ミルク作りのうっかりミスを避ける方法

赤ちゃんが安心して飲むことができる水やお湯を準備するのは大変ですが、ウォーターサーバーがあればいつでも安全な水やお湯を飲ませることができます。

水道直結型のウォーターサーバーがおすすめ

赤ちゃんのいる家庭には、ウォーターサーバーのなかでも、水道直結型のウォーターサーバーが適しています。

なぜかというと、大人が飲むミネラル成分の多いミネラルウォーターは、赤ちゃんの身体には負担が大きいからです。

しかも、粉ミルクは、水道水で作った時に母乳に近い成分になるよう作られているので、実はミルク作りには水道水が適しています。

赤ちゃんのいる家庭がウォーターサーバーを使うメリット

赤ちゃんに安心してあげられるミルクを作るのためは手間暇がかかりますが、ウォーターサーバーがあるとミルク作りが簡単になります。

フィルターで不純物を取り除ける

カルキやトリハロメタンなど、水道水内の不純物をフィルターで除去してくれるので、10分以上沸騰させる必要がありません。

カルキ抜きをした水は腐りやすいですが、ウォーターサーバーなら直前にカルキを除去するので安心です。

熱いお湯がいつでもでてくる

70℃以上のお湯がいつでも出てくるので、真夜中でもすぐにミルクが作れます。

そのまま飲ませられる冷たい水もでてくる

不純物を取り除いた冷たい水も出てくるので、湯冷ましを作る必要がありません。

忙しかったり、普段ミルクを作り慣れていないお父さんが作ったりすると、ついうっかり沸騰していない水道水を使ってしまうこともありえます。

赤ちゃんの安全を守りたいなら、いつでもウォーターサーバーを利用すると、安心して飲ませられる水やお湯がいつでも使え、赤ちゃんの健康を守ることができます。

赤ちゃんのミルク作りに最適なウォーターサーバーはこちら>>

まとめ

沸騰させてない水道水で作ったミルクを赤ちゃんが飲んでしまったら、数日間は便が以前よりゆるくないか、食欲はあるかなど調子をよくチェックしてあげましょう。

もし、いつもと様子が違って心配だと感じたら、迷わず医療機関に相談してください。

月齢が進み、生後半年を過ぎると身体も成長してくるので、沸騰していない水道水を飲んだとしても大きな心配はいりません。

ただし、粉ミルク内には熱に強いサカザキ菌などの雑菌が混入している可能性があるので、調乳時には70℃以上のお湯を使いましょう。

うっかり沸騰させていないぬるいお湯でミルクを作ってしまいそうなら、赤ちゃんに安全なお湯や水がすぐに出てくるウォーターサーバーを利用するのもいいですね。

面倒な沸騰もいらなくなるので、お母さんも育児に余裕が持てるようになり、赤ちゃんとゆったり過ごす時間も作れるようになります。

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